結婚式の靴って何を履けばいいの?
結婚式のマナーを押さえておけば、履いてはいけない靴がわかりますよ!
結婚式に履いていく靴って、どんなものを選べばいいか迷いますよね?そんな結婚式の靴でお悩みの方に、絶対に押さえておくべきマナーと選ぶべき靴をご紹介します!
結婚式に出席する場合のマナー
コロナが明け、不況だったブライダル業界に再び注目が集まっています。需要がなくなった反動で結婚式を挙げるカップルが増えているそう。中にはコロナ禍で結婚式をできなかった夫婦が、落ち着いた今になって結婚式を挙げたり、フォトウェディングなどを撮影しているとのことです。
結婚式に出席する際、服装や靴など押さえておくべきマナーがたくさんあります。私もこれまで数回ですが友人の結婚式に参加してきました。その都度「何を着ていったらいいのか?」「持ち物は?」などネットで調べています。何となく月日が経てばマナーがアップデートされていそうで怖いんですよね。
マナー講師という方々がいらっしゃって、日々新しいマナーを生み出しているとかいないとか。
そんなややこしい結婚式のマナーですが、靴も例外ではありません。しっかりと押さえておくべきマナーがあります。
まずは結婚式に相応しい靴の基本条件を確認しておきましょう。
①フォーマルな靴を選ぶ
結婚式の場ではフォーマルな靴を選びましょう。男性の方はスーツを着ていくかと思いますが、それに合わせて靴も選ぶだけです。仮に超カジュアルな結婚式だった場合はその限りではないかもしれませんが、基本的にはスーツを着用していくでしょう。
したがって革靴を選ぶのがマナー。ローファーやブーツはNGです。
②色は「黒」もしくは「ダークブラウン」
黒が最も無難な色ですが、スーツの色によってはダークブラウンも選択肢に入ります。
スーツの色は基本的に「黒」「グレー」「ネイビー」のいずれかになると思いますが、黒の革靴ならどれも問題なく合わせることができます。
間違っても新郎より目立つ格好は絶対にしないように。ファッションとは相手への「思いやり」です。
③清潔感に気をつける
結婚式は華やかな場。しっかり手入れの行き届いた革靴を履きましょう。革靴は普段手入れをしているかしていないか一目見ればわかります。
間違っても履き古した靴や汚れた靴で行くのは避けましょう。前日に磨いておけば尚良しです。
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以上のように、結婚式は「靴」だけでこれだけチェックするべきポイントがあります。
覚えられない…
大丈夫です。安心してください。
今回に関しては「90点取れる正解」が存在します。この「正解の靴」を履いて行けば、まず現場で浮くことも白い目で見られることもありません。
正解は『黒の内羽根ストレートチップ』
結論から申し上げましょう。
結婚式で履いていくべき靴は「黒の内羽根ストレートチップ」です。迷ったらこれにしてください。靴屋さんに行ってどれを買わなければいけないのかわからなくなったら店員さんに伝えてください。
「黒の内羽根ストレートチップ」
これで伝わります。
詳細は後述しますが、まず前提として「黒の革靴」であること。そしてつま先は「ストレートチップ」であること。そして内羽根であること。
間違ってもスニーカーで行かないように。
実際にはこのような形の靴です。
これが現代では最もフォーマルとされており、結婚式に履いていって文句を言われることはまずありません。
もちろん踵が極端に削れていたり、汚れていたりは論外です。これは結婚式のマナーというより「大人の男性のマナー」と言えるでしょう。
革靴の形を知っておこう
結婚式に履いていく靴において先ほど紹介した「黒の内羽根ストレートチップ」が90点を出せる正解になります。
そもそも「内羽根のストレートチップってなんぞや?」という方に、ここで革靴のデザインについて紹介していきましょう。
つま先の形
革靴に印象を大きく左右するのがつま先のデザインです。
「黒の内羽根ストレートチップ」の「ストレートチップ」の部分がつま先のデザインの名前です。他にも何も装飾のない「プレーントゥ」や扇状にラインが入った「ウィングチップ」などがあります。
こちらがストレートチップの革靴です。
つま先部分に横のラインが入っていますよね。これがストレートチップ。
ちなみにプレーントゥはこんな感じ。
つま先に何もデザインのない、本当にシンプルなデザインです。
フォーマル度で言うと
ストレートチップ > プレーントゥ > ウィングチップ
ぐらいの認識で概ね間違っていません。
結婚式に履いていく靴の理想はストレートチップ、なければギリギリでプレーントゥといったところでしょう。
内羽根か外羽根か
革靴は甲のデザインが2種類あります。「内羽根」と「外羽根」です。
靴紐を通す穴の部分、「レースステイ」などと呼びますが、そこのデザインというか構造の違いですね。
デザイン面での話になると、内羽根のシューズのほうがよりフォーマルでスマートに見えることから、冠婚葬祭などの正式な場で履かれます。
対して外羽根のシューズは、どちらかと実用的なデザインと言えます。
履き口が大きく開くので脱ぎ履きがしやすいのがポイント。ルーツが軍用の靴なので内羽根に比べて実用的で少々カジュアルな印象になります。
このように靴の甲のデザインによっても印象が異なります。
結婚式での靴は出来る限り「内羽根」のシューズを選ぶようにしましょう。
紐の有無
革靴には紐があるものとないものがあります。
内羽根や外羽根は紐がありますが、例えば「モンクストラップ」と呼ばれるデザインは紐がありません。
このようなデザインですね。
元々は修道士の靴にルーツがあり、ストラップを甲で固定して使います。紐靴以外では比較的フォーマルなデザインで、親しい友人などの結婚式ならばこれで行ってもいいでしょう。
結婚式にオススメの革靴
実際にこれから買う際にどの靴を買えばいいのか、結局これがわからないんですよね。
ということでいくつかオススメを紹介しましょう。
まず最もスタンダードで正解の「黒の内羽根ストレートチップ」ですが、この辺りがオススメですね。
ムーンスターは日本のシューズメーカーです。私の中では「バネのチカラ」など子供靴のイメージが強かったのですが、最近は「810s(エイトテンス)」シリーズが大ヒットしています。
元々はバレーシューズなども多く展開しており、履き心地の良さは折り紙つき。通気性が良くクッション性の高いインソールが入っていますので、疲れにくいです。私も以前に履いていたことがありますが、割とスニーカーに近い履き心地でした。
営業で外回りをしていた時に重宝しましたね。
続いてはこちら。
「ADELO」というシューズブランドで、こちらはなんと「シークレットシューズ」になっています。
6cmのヒールアップシューズになっていますが、普通に履いていてバレることはまずないです。結婚式は華やかな舞台、少しだけ身長を盛ってスタイルアップしましょう。結構印象が変わるのでオススメです!
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最高にオススメのシークレットシューズ!絶対にバレないブランド「ADELO」 - SkechBlog
【ADELO】公式オンラインショップ
少し良いものを考えている方はこちらのブランドがオススメ。
こちらはインドネシアのブランドですが、ハイクオリティなレザーと縫製技術で超コストパフォーマンスの高い革靴として有名。
創業者がイギリスで製造方法の修行を積み、フランスで皮革の生産を学んだ本格派。長く使えるのでお気に入りの一足として検討するのもアリでしょう。
結婚式のマナーは難しい。無難な靴を履いていきましょう!
結婚式のマナーは難しく感じるかもしれません。
しかし靴に関しては90点を取れる正解があります。それが「黒の内羽根ストレートチップ」です。これだけ覚えておけば迷うことはありません。
結婚式に参加する場合は、他にも考えることがたくさんありますよね。ご祝儀のお値段や袱紗、余興や挨拶をすることがあるかもしれません。私も結婚式の受付を2度したことがあります。正直靴なんかで悩んでいる場合ではないんです。
もう一度言います。
「黒の内羽根ストレートチップ」
これだけ覚えておけば大丈夫です。
素敵な結婚式になるよう、皆さんで美しい服装で参加しましょう。