こんにちは!ともふみです!
今回はスケッチャーズを語る上では外せない(?)「パクリ問題」に切り込んでみましょう!
パクリ王と言われているスケッチャーズ
スニーカー好きの間ではしばしば囁かれる「スケッチャーズパクリすぎ問題」。
とは言えスニーカーやアパレルの世界はパクリパクられの世界と言っても過言ではないでしょう。
その中でも実際にスケッチャーズは、あまりにもパクリすぎて訴訟を起こされるほど。それ故にスニーカー好きの方々からは「パクリ王」の称号を得ているのもまた事実なのです。
しかし実際問題、パクっていても履きやすいものは履きやすいし、履きにくいものはオリジナルでも履きにくいもの。もちろんパクリ問題を容認するわけではありませんが、履き心地は使用感はまた別の問題ですので。
その前提の上でパクリ問題に切り込んでみましょう。
特許侵害?ナイキに訴えられた模倣品
まずはナイキの自社技術「Flynit」を模倣したとして訴訟した問題です。
この「Flynit」はナイキの持つ特許技術です。ナイキが2012年に発表した編み込み技術で、軽量で通気性があり、足のフィット感を高める効果があるのが特徴です。
主にアッパーに使用されているのですが、これがスケッチャーズによって特許を侵害されたとして訴訟を起こしたのです。
この技術はナイキの人気シューズの一部であり、同社にとって重要な特許となっています。ナイキは、スケッチャーズの「Skech-Knit」や「Burst」などのモデルが、このFlyknit技術を模倣していると主張しました。
スケッチャーズはモデルによって軽量化を意識しています。実際に現在でもニット素材を使用したアッパーや「ストレッチフィット」と呼ばれる伸縮性の高い素材を採用しています。
どこまでがナイキの特許を侵害しているのかはわかりません。もちろんスケッチャーズ以外にもアッパーにニット素材を使用しているブランドはいくらでもあります。
これはナイキによる他社ブランドへの牽制の意味も込められた訴訟なのかもしれません。
シンプルパクりシリーズ
先ほどのニット素材が偶然にもナイキのスニーカーの素材と近くなってしまうことは、ギリギリあるかもしれません。
しかしスケッチャーズは言い逃れのできないくらいにデザインをパクることもあります。それを人は「シンプルパクりシリーズ」と呼ばれているとかいないとか。
スタンスミス
例えばこのスニーカー。
スケッチャーズの「ONIX」というモデルですが、これは完全にスタンスミスです。とは言え世の中には「スタンスミス風」のスニーカーが数多く存在しているので、これも偶然かもしれません。実際にここまでのシンプルなデザインは、似てしまうのも致し方ないのです。
「私が初めてTシャツを作ったのだから、この形状の服を作るな!」っと言っているぐらいのものです。
これぐらいは流石に許容範囲ということで多めに見てください。
エアマックス
こちらはナイキのエアマックスシリーズの代表的なデザイン。踵のエアーが特徴的です。
そしてこちらがスケッチャーズの「スケッチエアー」シリーズの1足。
偶然に偶然を重ねると、たまたま似てしまったのかもしれません。そんなことも時にはあるでしょう。
まぁ傍から見れば完全にやっているのですが、そこは皆さんの判断に任せます。
一般的に考えればかなり黒に近いグレーかもしれませんね。訴訟を起こされるのも納得してしまいます。
関連記事
一挙に紹介!
ここからはさらに簡単に「!?」となったものを紹介します。
まずは最近ジワジワと人気が出始めている「on」というブランドのクラウドシリーズです。画像のようにアウトソールが独特の形状をしており、クッション性と屈曲性を極限まで高めた一足。
これがスケッチャーズならこんな感じになります。
ノーコメントでお願いします。
続いては「HOKA ONEONE」というブランド。「ホカオネ」の相性で親しまれていましたが現在は「HOKA」になっているそうです。
これがスケッチャーズならこんな感じになります。
まぁこれはギリギリ許されそうな感じがしなくもないですね。ただ厚底シューズというコンセプトが重なってしまっただけです。やむを得まい。
パクりパクれられ世は情け
このような感じでスケッチャーズは様々なブランドからインスピレーションを受けています。
偶然っぽいものもあれば確信犯的なものも見受けられますが、仕方ありません。
アパレルなどもそうですが、源流はヨーロッパにあり、そこから我々末端の消費者までデザインが届けられます。
ZARAなんかも欧米のコレクションで披露された斬新なデザインの洋服を、それっぽい感じで仕上げてリリースしています。
まさにパクリパクられの世界。
実際にスケッチャーズは今までパクる側と言われていましたが、現在はスリップインズの登場と大ヒットもあり、パクられる側になりつつあります。
もちろん今までも手を使わずに履けるシューズはありましたが、ここまで世間に存在を認知されたのはスケッチャーズの功績。
今では各ブランドが手を使わずに履けるシューズを量産しており、群雄割拠の時代になってきています。
靴というある程度完成された物で、デザイン以外の差別化ができたことが業界においても大きい出来事だったのではないでしょうか。
これからも各ブランドの新たなシューズの開発を期待しましょう。